
エイベリス®はプロスタグランジン受容体に作用するので、色素沈着の説明をしたところ、
これは大丈夫な薬だと医師に言われたと注意を受けてしまいました・・・。

そうですね、エイベリス®はEP2受容体作動薬になるので、
FP受容体作動薬とは異なる点が多い薬剤です。

再勉強する必要があります。

それでは今日は、EP2受容体作動薬について学びましょう。

はい、よろしくお願いします!
概要
オミデネパグイソプロピル(エイベリス®)はプロスタノイド受容体のひとつである、EP2受容体に選択的なアゴニスト活性を示す初めての緑内障治療薬です。
従来のPG関連はFP受容体作動薬として、ぶどう膜強膜流出路に作用していました。一方、EP2受容体作動薬は、ぶどう膜強膜流出路に加え、繊維柱帯流出路にも作用し、房水の流出を促進します。

眼圧降下効果はFP受容体作動薬と同レベルを有し、第一選択薬の一つとされています。

局所的副作用の眼瞼、虹彩色素沈着やまつげの異常、また全身性副作用は起こしにくいと言われています。
しかし、副作用として黄斑浮腫の報告があり、点眼後の視力障害に注意が必要です。臨床試験では無水晶体眼の患者、または眼内レンズ挿入をした患者での報告が主であったため、投与禁忌となっています。
点眼後に一時的に霧視、羞明などを感じることがあるため、症状が回復するまで自動車運転などは控える必要があります。
海外の臨床試験において、タフルプロストと併用で中等度以上の羞明や虹彩炎などのがん炎症が高頻度に認められたため、併用禁忌となっています。
FP作動薬との比較
作用機序、効力、副作用の比較をしておくと、特徴が把握しやすくなります。
以下の表を参考にしてください。

参考文献
岡庭 豊 他 薬がみえる vol.2 2023,462
木﨑 速人 他 エイベリス点眼液0.002% NIKKEI Drug Information 2020.02.22-24